
個人的に今年の洋物スノーボードムービーの中で断トツにおすすめできると思う作品がBURTONのチームムービー、The Bです。
メーカーのチームムービーというだけでかまえてしまう人も多いかもしれませんが(僕もそうだった)、そういう要素を差し引いても、いや、むしろBURTONチームのムービーだからこそありえたと言える完成度がここにはあります。
MackDawgで長い間ディレクターを務めていたBradKremerを招聘し完成させたこの作品は、最高の撮り手によって最高のライダーたちが"お金をかけて"しっかりと撮影され、さらにエンターテイメント作品として完成度の高い編集がなされています。
制作費ウン億円とか、とにかくお金がかかったことはわかっても、それがいい方向に向かっていると素人目に見ても実感できる作品は少ないけれど、この作品はそれに成功しているように思えます。
全体としてよくまとまっていて、面白いのだけれど、あえておすすめのシーンをあげるとすれば2つ。
まずナンバーワンは間違いなしでNicolas Müllerのパート。
のっけから崖っぷち尾根線ギリギリを滞空時間の長いオーリーをきめながら登場。
マッシュやツリーなどのラインをトリックを入れつつありえないラインで降りてくる。
総合滑走能力という意味ではTravisRiceも譲らないのだけれど、Nicolasの方がオーリーやインディ、トゥィークなど、よりシンプルで渋い技を多用していてかっこいい。
さらにパート後半アラスカのフリーライディングシーンでのライダーの視点やラインが見えてくるようなパーフェクトなヘリ空撮にしびれます。
JohanOloffssonやJeremyJonesがやっていたようなギリギリのラインハントとは違うのかもしれないけれど、ビッグマウンテンフリーライドとフリースタイルの融合という意味ではここに頂点があるような気がします。
そしてもうひとつ、何ともアメリカの会社らしい自己顕示全開(笑)、特大"B"型セクションのシーンもエンターテイメントとしての完成されていてハンパない。
一歩間違えればギャグになりかねないこのセンスを高い完成度に導いている要素は3つ。
まず特大のセクションサイズとあらゆるライン取りをイメージした作り。
もうひとつがライダー陣のレベルの高い滑り。
そしてその2つの要素を最大限に引き出して魅せる編集。
青空バックにこれでもかと言わんばかりに繰り出されるトリックのオンパレードを眺めていると、徐々にニヤけ顔になってる自分に気づいてしまいます。
久々にスノーボードって楽しいなとか滑りたいなとか思わせてくれる作品ですし、もしかしたらスノーボードをしない人にも楽しんでもらえる作品かもしれません。
こういう作品を作れるBURTONってやっぱりすごいブランドなのかもしれませんね。
秋の夜長におすすめですのでぜひチェックしてみてください!!
よろしくお願いします。
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