TECH REVIEW- LIB TECH C2 POWER BANANA
LIB TECHが今季より新採用しているシステム、C2 POWER BANANA。
SKATE BANANAをベースによりアグレッシブなライディングに対応するために生まれた構造ということで、まずはSKATE BANANAとは?というところからおさらいしてみたいと思います。
結構言いたいことが書けていたので、1年前の記事を転載ぎみに使ってご紹介。
07-08シーズンより登場したLIB TECHのSKATE BANANAシリーズ。
普通のボードの場合、フラットなところに置くと、床に接しているのはノーズ付近とテール付近だけでセンター付近が浮いているのがわかります。これがキャンバー構造で、圧雪されたバーンなどでカービングをする際にアシストをしてくれる役割を持っています。
これに対してSKATE BANANAはキャンバーを無くすどころか、反対にロッカーを付けてしまいました。この構造は床にボードを置くと、接地しているのはセンター部分のみで、ちょっときっかけをつけるだけでくるくる回る。
この構造が生み出すものは"ズレ"。カービングだけのことを考えると禁物とされている"ズレ"をわざと出やすくすることで、全方向に挙動する驚異的な自由を手にするのです。
スノーボードで楽しめるすべての"R"と同じ方向の"R"をボトムに備えているから、トランジションを駆け上がる時もスピードが死なず、よりスムース。
自然にノーズを上げられるので、パウダーエントリーもスムース。
さらにSKATE BANANAのミソはこのロッカー構造だけじゃないところにあります。
サイドエッジを波型にすることでエッジング時に雪面とコンタクトするポイントが分散され、さらにひとつひとつのポイントにより加重が増し、高いエッジグリップ性能を生み出すMAGNE-TRACTION。
この構造はまさにたづなの役目を果たし、全方向に動き回っていたじゃじゃ馬は急に言う事を聞き、コントローラブルに。
ロッカーボトム + MAGNE-TRUCTION = SKATE BANANA。
ズレ + グリップ = SKATE BANANA。
ずらしたいところでは自由にずらせて、グリップすべきところではしっかりグリップする、既存の概念にとらわれない自由な乗り物、そいつはまさにスノースケート。
・・・とここまではよろしいでしょうか?
このSKATE BANANA構造、自然地形でははっきり言って向かうところ敵なしというかんじなのですが、構造上どうしても有効エッジが短くなってしまうため、圧雪バーンでの高速カービングだけがいまいち弱かった。
そこを改良してよりオールラウンドにというかカービング性能をアップしたのがC2 POWER BANANAと言えます。
スタンス間のロッカー構造とMAGNE-TRUCTIONはそのままに、スタンスより外、ノーズ側、テール側ともそれぞれに小さいキャンバーを搭載。
動きのルースさを残しつつ、エッジングがより早く、より確実な仕様になっています。
TravisRiceがWINTER X Games 13のBig Airでゴールドを取ったことや、Mt.Baker Banked Slalom 2009でTempleCumminsが3位になったという結果にもC2がより確実なカービング、エッジングが必要とされる場面で有効であることはおわかりいただけるでしょう。
ちなみにTRAVIS RICE C2 BTXは153、157サイズともに0.75インチのセットバックが入ってます。
さすがTRAVIS、最近キッカーばっかりねと思いきやJacksonhole魂は忘れてないのね。うれし。
パウダーシーズンはもちろん1986 SNOW MULLETが最高ですが、地形が出てきたらC2 BTX、いいんじゃないですかー?











